NOGAMI STAFF BLOG
【飛騨の家具展&SOFA SALE】飛騨の家具展のご案内です!【~3/21】
今回は只今開催中の「飛騨の家具展&SOFA SALE」より飛騨の家具展のご紹介です!
毎年の恒例となっておりました『飛騨の家具展』ですが昨年は見合わせておりました。
しかし今年は開催方法を見直し、再始動しております!
今回のブログでは現在開催中の「飛騨の家具展2022」の詳細をご案内いたします!
さて、家具をお探しの際に「飛騨家具」と見たり聞いたりした方も多いのではないでしょうか?
飛騨家具とは岐阜県の飛騨地方で作られる家具です。
飛騨の木工の歴史は古く1300年ほど前の奈良・平安時代には匠の町として知られていました。
その技術の高さは当時から認められており、税の代わりに宮殿や寺院を建てるための技術の提供を求めれれる程だったそうです。
それだけ聞くと飛騨家具に和風のイメージを持たれるかもしれません。
しかし、現在の飛騨家具の多くは和のテイストを感じさせません。
例えばこちらのダイニングテーブルです。
全体的にシンプルなデザインで脚も四角形です。
それだけだと和風になってしまいそうですが、写真のテーブルからは殆ど和のテイストを感じませんよね。
現代の空間に馴染み、飽きることなく永く使うことが出来る。
それが今の「飛騨家具」の魅力です。
Nogamiの「飛騨の家具展」は岐阜県高山市の家具メーカー「日進木工」にご協賛を頂いております。
日進木工は70年を超える歴史を持ち、洗練された技術と空間に馴染みながらもしっかりとお部屋を彩ってくれる家具を製作しております。
国内でも数少ない【樹から木を作る】ことの出来るメーカーです。
樹木は成長するためたくさんの水分を含んでいます。
樹木を家具作りのための木材にするためには水分を抜く必要があります。
時間をかけてゆっくりと水分を抜くことで高密度となり、美しい木目の良い木材となるのです。
日進木工は丸太で樹木を仕入れ、1~2年をかけて水分を抜くことから行っております。
その木材を伝統の技術と今の暮らしに寄り添ったデザインを掛け合わせた家具を作るのが日進木工なのです。
Nogamiの「飛騨の家具展」では毎回テーマを設けております。
只今開催中の「飛騨の家具展2022」のテーマは【ものづくり&部屋づくり】です。
卓越した技術で作られた家具だからこそ出来る空間の演出をご覧になって頂けるようにしております!
私たちは高い技術で作られた家具は耐久性に優れるとご説明させて頂くことがあります。
ホゾ組みと呼ばれる宮大工のように釘やネジなどを使わない工法だからこその強度は確かに飛騨家具の魅力のひとつです。
そんな目に見えにくい魅力のほかにしっかりと目に見える魅力もあります。
それが「細部の美しさ」です。
一般的な工法では板と板を直角で組み合わせます。
この場合、木材の印象が強く出るため迫力のある仕上がりとなります。
しかし、日進木工の製品は45度で組み合わせることもあります。
そうすることで上から見ても横から見ても木材の断面が見えず、とてもスッキリとした印象になります。
見える範囲としては僅かな違いではありますが、たったこれだけで空間のイメージは大きく変わることがあります。
そして、飛騨を代表する木工技術が「曲げ木」です。
名のとおり、木を曲げて形作る技法です。
家具に使われる太さの木を曲げるのはとても難しいことですが、飛騨の職人ならば曲げることが出来ます。
もちろん、日進木工も曲げ木を使って家具を作っています。
おなじ形状でも木を削って形作ると木目が断裂してしまいます。
しかし、曲げ木で形作れば木目が通ったままなので見た目が整ってくれます。
家具になってしまえばよく見ないとわからないところかもしれません。
しかし、お部屋に置いたときの雰囲気を作るのはこういった些細な違いなのです。
さらに、日進木工では美しい曲線を形作るため、接合する位置を変えています。
画像のチェアの場合、アームと前脚の接合部を数センチ下げています。
そうすることで滑らかな曲線を描くことが可能なのです。
その他にも、目に見える箇所にも見えない箇所にも多くの技術あってこその工夫を加えることで、
飛騨の家具は美しく永く使える家具となるのです。
私たちの考える「永く使える家具」とは、何年後でも使い続けたいと思うことができ、それに応えてくれる家具です。
飛騨の家具には驚くような奇抜さはありません。
しかし、機能性と耐久性を兼ね備え、木と向き合い暮らしに寄り添う家具を作っています。
一時の興味ではなく、一生の暮らしを想像しながら選んでみてください。
暮らしを豊かに彩る家具選びをお手伝い致します。
只今開催中の「飛騨の家具展&SOFA SALE」は3月21日までとなっております。
期間限定展示の商品もございますのでご興味がございましたら是非、ご来店ください。
お越しを心よりお待ちしております。