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新商品のご紹介です【CHORUS:日進木工】

ご無沙汰でした!

ブログのシステムメンテナンスとブログ係の出張のため暫く更新できていませんでしたが今日より再開いたします!

 

さて、本日は新商品のご紹介をいたします!

今回ご紹介するのこちらのチェアとダイニングテーブルです。

こちらの商品を製作しているのは岐阜県高山市の日進木工です。

岐阜県高山市は「飛騨家具」の産地であり言わずと知れた木工の街です。

飛騨家具と聞くと多くの方は和風のどっしりとした家具をイメージされますが、近年では全く違った印象の家具が増えています。

曲線的で細いライン、和洋問わず様々なテイストのお部屋に馴染んでくれる包容力のある家具が今の飛騨家具なのです。

そして、そのデザインを支えるものこそが「技術力」です。

東京23区とほぼ同じ大きさを持ち日本一広い市町村である高山市ですが、その多くを山林が占めています。

飛彈と呼ばれる高山市周辺での木工の歴史は1300年前まで遡り、その長い歴史の中で卓越した技術を磨き続けてきました。

そして、その技術は今に至るまで伝承され続け家具作りにも生かされています。

そんな飛騨家具の産地である高山市に拠点を置く日進木工もやはり卓越した技術を持った職人たちの集団です。

今回、ご紹介する商品は日進木工とデザイナー松岡智之氏により作られました。

好きな音楽や絵画の様に使うことで喜びを感じる家具を作りたい。

親から子へと受け継ぐことが出来る家具が作りたい。

こうした思いから生まれたのが【CHORUS】シリーズです。

CHORUS(コーラス)、合唱の名がついたのには理由があります。

合唱では多くの人がいくつかのパートに分かれて一曲を歌います。

高音も低音も混じり合い、歌詞も音程も異なるいくつもの声が一つの形になるのです。

CHORUSシリーズのチェアには様々なテイストが含まれています。

北欧家具の巨匠 フィン・ユールを思わせる彫刻的なアーム。

背もたれのT字部分は中国 明代のチェアからインスピレーションを受けたそうです。

無駄のないストレートな脚にはシェイカースタイルのようなシンプルゆえの美しさが宿っています。

様々な様式を組み合わせて一つの形になったチェアなのです。

さらにお部屋の中を見てみてください。

床、壁、カーテン、照明、窓、扉・・・様々なものがあり、色も形も素材も違います。

それらが集まって一つのお部屋を、家を形作っています。

家具もお部屋というコーラスの欠かせないパートの一つなのです。

色々な様式を併せ持った家具、それは様々な空間に溶け込んでくれます。

目立つことはなくとも確かにお部屋と暮らしを彩ってくれるのです。

次の世代に受け継がれても、また新たな空間で新たなコーラスを奏でてくれるのです。

そんなチェアだからこそこのシリーズに「CHORUS」と名付けられました。

 

CHORUSシリーズには技術に関しても伝承されてきた技の数々が使われています。

宮大工のように木で凸と凹を作り差し込む「ホゾ組」、強く接合するための技法である「フィンガージョイント」、木の繊維を断裂することなく成型する「曲げ木」。

さらに各所に美しく、そして使いやすくするための職人ならではの工夫が各所に見られます。

デザイナーの想いを職人が形にしたCHORUSシリーズは優美で見飽きることがありません。

弊社にて展示をしておりますので、是非ご覧ください。

 

他にも書きたいことはあるのですがとても長くなってしまうのでここまでといたします。

実はブログ係は実物が当店に届くまでCHORUSの製品を見たことがありませんでした。

カタログで見たときは「数ある綺麗な椅子の内の一脚」というのが正直なブログ係の感想でした。

製品が届き実際に見たときに見惚れました。

百聞は一見にしかずとはよく言いますが、画像と実物の印象がここまで大きく変わった家具は今までありませんでした。

よろしければ是非一度ご覧になって頂きたいチェアです。

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