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PickupFurniture【SOLA(chair)】

先日のブログを書いた後に確認すると7月19日に四国も梅雨明けをしていたみたいですね!

これより夏も本番となってきます。

お友達やご家族とバーベキューやレジャーに行かれる方も多いのではないでしょうか?

今年の夏は大変暑くなるようなので、水分補給をこまめにして楽しんでくださいね!

ブログ係は遠出は難しそうなので日帰りでどこかに行こうかなと思っています!

 

本日はPickupFurnitureと題しまして一つの商品にスポットを当ててご紹介いたします!

本日はこちらのチェアをご紹介いたします!

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日本伝統の技と北欧テイストのデザインをミックスした家具を作っている日進木工で作られたチェアです。

シンプルかつ独創的なデザインのこのチェアには職人の技が詰まっているのです!

今回は特に技術面に着目してご紹介できればと思います。

まずはデザインの要になっている背もたれ部分には「曲木」と呼ばれる技が使われています。

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その名の通り「木を曲げる」技術の事です!

大きな蒸し器で曲げる木材を蒸し、金型にはめて曲げます。

金型にはめたまま乾燥させることでこのような形状になるのです!

厚く大きな木材を曲げるのはとても難しいのですよ!

僅かな調整の狂いで木材が割れてしまったりなど家具として使用できなくなってしまいます。

木の種類など、個々にもよって異なる性質に合わせて曲げていかなければならないのです。

ではなぜ、曲木をするのかと言うと「強度」と「美しさ」の為なのです。

例えば、とても大きな木を切り抜き成形しても曲木と同じ形を作ることは可能です。

しかし切り抜くことで木の繊維が分断され、使用しているとささくれてしまう可能性があるのです。

さらに、木目も分断されるので少し粗い見た目になってしまいます。

曲木では繊維や木目を分断しないため強く美しく仕上がります!

もちろん、背もたれのみが強く美しいだけではいけません。

背もたれと肘掛、肘掛と脚など各部のパーツを繋ぐ部分が弱いと体重を支えることが出来ません。

繋ぎの技術の一つが「フィンガージョイント」です!

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木材をギザギザに加工し噛み合わせる加工の方法で指を組んだように見えることからフィンガージョイントと呼ばれます。

高い加工精度が必要ですが接地面が大きいため強くつなぐことが出来ます。

見た目にもアクセントになっていい感じですよね!

他にも「ホゾ組」と呼ばれる木を削って凸の面と凹の面を作り組み合わせることもあります。

宮大工のような組み方で接着剤が不要なほど強く組むことが出来るんですよ!

様々な組み方を場所によって使い分けることで軽くも強く永く使えるチェアに仕上がるのです!

しかし、いくら見た目が良く、強くとも座り心地が良くなければチェアとして意味がないでしょう。

これは実際に座って体感していただくしかないのですが、このチェアは座り心地も良いですよ!

広く、立体的に作られた座面はフィット感がありゆったりと寛いでいただけます。

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今回、ご紹介いたしたチェアは飛騨家具の一つです。

飛騨は古くから木工で栄えた街で、今でも技術が継承されています。

その技術を結集し北欧テイストのデザインで形にしたのがこの「SOLA」です。

名前の由来は「持った時に宙(ソラ)に浮くほど軽い」からだそうです。

軽いチェアはダイニングのチェアとしてはもちろん、デスクのチェアとしても良いですよ。

木部の色や張地はお部屋の雰囲気に合わせて選んでいただけます。

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本日はここまでといたします。

読んで下さり有難う御座いました!

 

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